ピリオド
覇業予選ラウンド4戦目、相手は台湾代表の方。
こちらじゃんけん勝ちから後攻選択。
2ターン目のカク配備で軍師魏である事を確認。
こちらが何とか並べながら城を取りに行こうとした所、序盤に臥薪嘗胆使って防ぐ構え。
返しのターンで城壁2の盤面0にし、配備止めてエンド→相手投了となった。
言葉こそ通じなかったものの、非常に紳士的な方だったので、プレイも滞りなく進められた。
こちらも襟を正し、通じないかもしれないけど、心からありがとうございましたと伝えた。
全く関係無いけど、海外PRの司馬懿がとても格好良かったので、安く揃えられるなら揃えたいなあと思った。
ともあれ3勝1敗、まだ可能性は残されている。
そして5戦目、魔王。
マジかよ。
魔王とも公式戦では初のマッチングとなる。
この日はナリカワさんが魔王の快速特急に轢かれており、仇を討つつもりだった。
現実は非常である。
大丈夫だろうと思ってたら、相手が先手から二喬展開してきて真顔になった。
その後は色々誤魔化しつつ、決め手に欠けた為攻めあぐねていた所、大都督の導きにより落城となった。
城壁から出る事を警戒するあまり、手札がある程度整うまで攻めを怠った自分のぬるさが敗因だった。
せめて予備の曹操を引いてから、と数ターン甘えたのが完全に失着で、だからこそもっと強気に城壁にアプローチしなければならなかった。
3勝2敗となり、決勝進出はほぼ確実に無理となった。
しかし、次に勝てば可能性はわずかでもあるかもしれない。
奇しくも去年と同じく、3-2で最終戦を迎える事となった。
最終戦、西のフリー素材(眼鏡かけてる方)。
彼とは、福岡のチーム戦で対戦した事があった。
自分のプレミもあったが、単純に力負けだった。
チームメンバーが会場最強だったためチームは勝利したが、いつか再戦したいなとは考えていた。
そんな相手と最終戦で当たれて良かった。
DR関羽を軸とした、いわゆる待機号令のデッキ。
伏兵劉備を握っているのがわかっている状況で、城壁差1枚負けの状態で時間切れとなった。
計略を握っているのも、ほぼ確実。
この時点で負けは確定だったのだが、最終戦なので最後まで足掻こうと思った。
みっともなくても、やり切ろうと思った。
もしかしたら、相手がミスるかもしれない。
絶対に無理となるまでは続けようと思った。
見た目城差を無くすため、恐らく誰もが攻城ダメージを選択するだろう。
だが、本当にわからないのだが、何かが攻城ダメージはダメと伝えてきた。
それに従って、「曹植をバウンスして攻じょ…失礼、関銀屏バウンスで」と宣言した。
当然キャッチされ、こちらは戦闘計略も連撃のタネも無かったので、そのまま撤退。
覚醒趙雲を止める手段が無く、どうあっても攻城ダメージ1点は免れない。
こちらには、もう相手城壁にアプローチする手段が無かった。完敗だった。
そして、曹植を再配備して投了した。
試合終了後、めくろうとしてやめたあの城壁が何なのか気になり、めくって貰おうとした所でムネリンが「俺これ知ってるよ、連環の戦計」と言ってめくり、宣言通り連環の戦計が出た時には、結果には全く影響が無かったとは言え、曹丕効果でめくらなくて本当に良かったと思った。
俺の野生の勘もあながち捨てたもんじゃないのかもしれないと思ったが、そんな意味無い場面で危機察知してどうするんだよとすぐにやるせない気持ちになった。
こうして、俺の覇業予選は昨年同様3勝3敗で終了となった。
最終順位も丁度半分で、実力からすれば大健闘という所だった。
やり切ったとは思うし、そういった意味では満足もしているのだけど、負けた対戦に悔しさや後悔は沢山あるので、消化しきれていないのかもしれない。
たられば言っても仕方ないし、とは思うものの、諦めきれない気持ちも残った。
自分で思っていた以上には、負けず嫌いだったのかもしれない。
終了後、にぷるんと散々フリー対戦をした。
合計7戦し、4勝3敗で終了となった。
デッキパワーによる所が殆どではあったけど、かねてより勝ちたいと思っていた相手に勝ち越して終えられたのは嬉しかった。
その後、ハリーともフリーを1戦だけやった。
ハリーとは因縁があり、最初の対戦は1年目の東京エリア予選だった。
その時は運の差で勝ったが、結局その年はエリアを突破出来ず、長らくノーマット時代を過ごす事となった。
直接対決でハリーを下しながら、唯一マットを獲得出来なかったプレイヤーが当時の俺だった。
それからは、宴会場で会った時にフリーをし、負けたり負けたり勝ったりしてきた。
問題の3年目の名古屋エリア初戦、そこでハリーと再び見えた。
マッチングを確認した時のハリーのガッツポーズは今でも忘れられない。
結果は、魏五将下効果をエクストラターンに決めての落城勝ち。最高だった。
その後は達人の集いを冷やかしに行った時、会場でハリーとフリー対戦してフルボッコになり、急遽翌日の宴のデッキを変更した事が思い出される。
俺が豪将獲得出来たのは、前日ボコッてくれたハリーのおかげも少しだけあったと思う。
閉場となり、1階ロビーで移動までの時間潰しをしつつ、終了と別れを惜しんだ。
漫画・小説・映画などにはすぐやられるくせに、現実に対しては滅法ガードの堅い俺の涙腺だったけど、たっちゃんと話した時だけは危なかった。
決壊寸前までいった。ちょっとちびった。
この辺りも長くなるため、後日別項目で改めて書こうかとも思う。
会場を後にし、普段横浜・川崎界隈で遊んでいるグループで飲みに行った。
21人参加で、早退と途中参加がいたため、会場は常時20人の状態だった。
悪い人間が相変わらず悪い事をして、紅が心に傷を負ったが、特に問題は無かった。
宴は終わった。
各プレイヤーとのあれやこれやも書こうと思ったけど、予想以上に長文になったので、改めて。
続く(多分)。