縁流紹賀

行雲流水

アフター

メインの話は前々回にて終了。


今回は、君主達との思い出を少々。


人数は絞りに絞りました、主に俺のキャパの問題で。

その中で、アイウエオ順で徒然と。


・魏みっくす君主

ACの頃より、お噂はかねがねという感じでございました。
宴などの公式戦で対戦した事が一度も無く、恐らく喫煙所で仲良くなったんだと思うけど、きっかけが思い出せない。
それだけ自然な感じだったと思いたいのだけど、自信が無いので今度本人に確認してみたいところ。
三大TCG界における数少ない人格者であり、人望と実力を兼ね備えた稀有な君主。
三国志の登場人物で例えるなら君主型であり、個人的には孫堅を推したい。


・自衛君主

一番最初に目標とし、最終的には切磋琢磨出来るくらい、俺も成長出来たと思うけどどうだろう?
自衛君は地元勢でお互いAC上がりだが、ACの頃は接点が無かった。
TCGを始めるようになり、身近な強豪として自衛君は立ち塞がっていた。当面の目標は自衛君に勝つ事であり、ヒカ碁で言うなら序盤の三谷ポジだった。
その後、抽選落ちのプロとして名を成し、福島に転勤となってからは雌伏の時代となり、やられごろの自衛プロなどと呼ばれたものである。
自衛プロとの決着は、次のステージでつけたい。
三国志の登場人物で例えるなら、地味だが堅実な武将という感じであり、郭淮といった所か。


・蒼龍君主

蒼龍君主とも、いつ仲良くなったのかが思い出せない。
いつの間にかという感じで、時期もきっかけも定かではない。
認識したのは最初の東京エリア予選の時で、俺の隣が煤氷さんと蒼龍君主のマッチだった。
その時に煤氷さんが、「アケに蒼閃龍さんってプレイヤーがいてさぁー」と俺に話し掛けてきて、それを聞いた蒼龍君主が「自分がそうです」と答えた時に、俺の中で歯車が噛み合った。
その後、水無月の宴で対戦し、黄巾の決起により俺の手札が合計4枚昇天するという緊急事態に遭遇し、はっきりと意識するに至った。
2年目の東京エリアでは、俺の通過を我が事の様に喜んでくれたり、俺が仕事の都合で大宮に通っていた時には橋渡しとなってくれたりと、とてもお世話になった。
この場を借りて、改めてありがとうございます。
三国志の登場人物で例えるなら、一騎当千の武将であり、太史慈あたりがしっくりくるのではないだろうか。


・ナリカワ君主

初めて会ったのは、1年目の店舗予選の時期で、確か溝の口のカードキングダムだったと思う。
当時なごと親しげに話してるのを見て、この人もやばい人なのかと思ったら、デッキに1弾曹彰が入っており、別の意味でやばい人だった。
初期こそ、その先進的な構築に時代が追い付いていなかったものの、やぎなまず君主という好敵手に巡り会い、超天下無双や自身のブログで積極的にデッキレシピや自論を展開するようになってからは、押しも押されぬトッププレイヤーとしての地位を確立していった。
かくいう俺も、最後の覇業エリアでは随分と助けて貰ったものである。
三国志の登場人物で例えるなら、誰もが鄧艾と言いそうであるが、個人的には司馬懿が相応しい様に思う。


・豊作君主

地元で大変お世話になった人。
ACの頃からの付き合いで、某漫画家の原画展にもご一緒したりとゲーム以外で遊ぶ先駆け的存在となった人。
俺が知る限りでもトップクラスに人間が出来ており、滅多な事では怒らない。怒らないというよりは、感情のコントロールがグンバツなので、当然ダメージは記録され蓄積しているので、その時に怒らなかったからと言って調子に乗ってはいけないのである。
2014年より英国へ出張しており、帰国が待たれている。
三国志の登場人物で例えるなら、外柔内剛の士・荀攸という所だろうか。


水無月君主

悪のカリスマ。
元々TCGに触れてこなかった俺がこのゲームを始めたのは、水無月君主はじめ地元AC勢で親交のあった人達が始めたからに他ならない。
そういった意味では感謝しているのだけど、それ以上にこうなんと言うか文字数。
冗長に書くくらいなら、行間を読んで下さいみたいな感じ。
三国志の登場人物で例えるなら、一部に(狂)信者もいるみたいなので張角なのだろうか。
本人は張角を是としていたし、俺も概ね異存は無いけど今ひとつしっくり来ない。
もうここだけギース・ハワードで良いんじゃないかな。





当初はこれで終わりの予定でした。
人数絞り過ぎた気もするけど、じゃあどこまでってのも難しいのでこの辺で。

後は自薦・他薦問わずリクエストあればという感じで。
アップ前にリクエスト貰っていたので、ナリカワさんセレクションの3人を先に追記しときます。
(読者皆無に近いので、3人までリクエストあればと聞いた次第)



・(株)コラボ君主

通称コラボニキ。
大宮公認に参加した際に遭遇。初めて会った時はノーマット勢だったので、大宮のプレイヤーにやたらめったら弄られていた。
鬼ブンか大事故の二極化なイメージ。
仕上がった時の殺意は異常。
三国志の登場人物で例えるなら、陳到あたりだろうか。
史実での陳到は、趙雲につぐ評価をされていたが、蜀漢には専門の史家がいなかったので伝が残されていない。
戦績もそれなりに古く、堅実な戦いぶりが評価されていたらしいが、詳細はわからない謎の武将とか。
コラボニキもアレな噂もあるし、お似合いではないだろうか。



・ひまんしたい君主

通称サッキー、だけどコレ定着してないでしょ。
1年目の東京エリア予選にて、4連勝して絶好調だった俺を完膚なきまでに叩きのめし、この世の厳しさを教えた人物である。
元々マジック界隈では名の知れた人物と聞いていて、対戦前から飲まれていた要素もあった。
さておき、その後のサッキーは皆さんも知っての通り、飛将をはじめ勢力別優勝称号3種に加え、最後の全国にて優勝を成し遂げた。
素晴らしいデッキ構築能力と、そのデッキを扱うスキル、最後の決め手となる運命力、これらを非常に高いレベルで兼ね備えた三国志大戦TCG界のラスボス。
チームマットありがとう。
三国志の登場人物で例えるなら、袁紹か。
たらればを言っても仕方ないが、史実の袁紹も同時代に曹操がおらず、田豊・沮授をもう少し上手く使えていたら、覇者となれていたのではないだろうか。



・もかぞう君主

誰が呼んだかTCGブッダ、丁寧な物腰と堅実なプレイングから、相手は知らぬ間に詰んでいる。
もかちゃんは、俺が初めて認識した「知らないけどめちゃくちゃ強い人」である。
俺はTCGを本格的に始めたのが他の地元勢に比べて少し遅かったので、噂だけは先に聞いているという状態だった。
横浜の公認大会で初めて対戦した時に、「上手い、強い、しかも丁寧」ととても衝撃を受けた事を覚えている。
俺が勝てないと思った人が何人かいるのだけど、もかちゃんはその1人で、だからこそ最後の覇業の時にもかちゃんが引退していたのが寂しかった。
三国志の登場人物で例えるなら、魯粛か。
演義の腰が低過ぎるイメージと、史実での中々に器の大きいイメージと、合わせると丁度良いかも?



とりあえずリクエストのあった3人をば。

(無いだろうけど)今後もし追加リクエストがあれば、新しく書いていこうかなと目論んでおります。

獲得称号の思ひ出


・三人衆  2013東京宴
(たそ君主、にぷるん君主とのチーム)

記念すべき初マット、それに尽きる。
最初は抽選で弾かれ、次はなごにトップ勝負で敗れ、三度目の挑戦で獲得出来た事と、自身初マットのため、思い入れは非常に大きい。
が、一度も使った事が無い。


・賢将  2014名古屋宴

ブースタードラフトという特殊構築ではあるものの、これが嬉しい初個人称号。
初戦は普通に回って勝ち、次は相手がプレミして勝ち。
最終戦、当時は知らなかったけど相手はZEROさん。
2戦目でマリガン選択してるの見て、事故回避かつ国力少なめと判断。じゃんけん勝ったのでこちらマリガン選択し、相手事故らせて勝利。



・征東将軍  2014覇業東京エリア

公式的には征将軍は上位称号らしいので、記念すべき初上位称号。
最初の覇業では4-0からの連敗を喫し、その後も3-2、2-2と突破ならずだったので、今回は突破したいと意気込んでいた。
またも4-0から1敗するが、最終戦なんとか踏みとどまり勝利。
この時、たっちゃんこと蒼龍君主が自分の事のように喜んでくれて、その事も凄く嬉しかった。
覇業予選では、後の武神を◯すだけの機械となった。


・蒼天の傑  2014福岡宴
(魏みっくす君主、ひまんしたい君主とのチーム)

チームメンバーを見て、ずるいと言われたこのチーム。俺もそう思う。
当初はミスター5連勝と、会場No.1乙ったら魏みーとチーム組もうか的な話をしていたのだが、あの野郎俺を初戦でぬっころしてあまつさえ予選抜けとった。
どうしようかなあと思ってたら、魏みーが最強の傭兵と契約してきて、その瞬間にイケると思った。
帰りの新幹線で、某ミヤノ君主が心に引っ掻き傷を負った。


・鎮南将軍  2015覇業名古屋エリア

今日は俺の日、と言い切れる程に神がかっていた1日。
勿論やる気はあったけど、その年のエリア初挑戦だった事と、レシピを見ての通りデッキがまとまっていなかったため、状態は芳しくは無かった。3回しか挑戦出来ないのに、何を考えていたのか。
初戦は張羽君主。マッチングわかった時点でメッチャガッツポーズされたので、わからせてあげるしか無いと思った。
俺に近しい人は耳タコだと思うけど、エクストラターンに魏五将の大進軍の号令効果を発動させ、ぴったり落城勝利した。
2戦目は、会場最速で圧敗した。
それ以後も色々あり、魏五将号令をもう一度使ったり、五虎将相手にピン挿し低コス国力の必要どころを全部引いて勝ったりとやりたい放題だった。
そして最終戦、ロザリィ君主。
魏五将ベースなのは同じだが、明らかに相手の方がデッキ完成度が高い。
じりじりと削られ、敗北を覚悟していたその時。
こちら盤面に清河長公主、相手の攻城時に計略カードが捲れる。
俺の手札(3枚)には、古き血筋の意地がある。
誘発効果を使い、古き血筋の意地を埋める。しかし城壁は3枚になるので、最後に捲れた場合は大分厳しい事になる。
効果解決後、相手は続けて攻城、捲れる古き血筋の意地!相手の曹操を奪い、これ以上の攻めを防ぐ事に成功。
返しのターンで曹操で相討ちを強要し、こちら曹操出し直しで多少の挽回。
その後、こちらの攻城時に計略捲れたので、清河長公主誘発で、城壁枚数を戻す。
それからはお互い1弾惇を出し合うなど細かな勝負が続き、結果じゃんけんとなる。
最初のじゃんけんではチョキを出して負けたので、今回はチョキで勝てると勝負勘さんが囁いたのでチョキを出し、勝利。
プレイマットは、呉のマットを1枚も持っていなかったので、呂蒙を選択。
カレーおじさんが、俺は毎年この時期だけ頑張ってると言っていた。
頑張らない人もいないだろうに。


・豪将  2015大阪宴

この前日に達人の集いが開催されていたので、遠征組とちょっと早めに会場へ行き、結果を見届けた。
丁度この時に会場ではりーとフリー対戦し、フルボッコにされたので急遽宴で使うデッキを変更した次第である。
この時は覚醒魏を使用していた。
ヘイホーオブカンユーの圧倒的キモティー感が、俺が愛してやまなかった王佐神速に通ずるものがあったためだけど、武皇帝の戯れも奸雄の兵法もそりゃ強いよねって感じだった。


・闘将  過去称号キャラバン

闘将キャラバンと言えば、川崎ホビステでの覚醒呉相手にフルタップで返したら、孫策覚醒されて焦土になったよ事変が思い起こされる。
2枚見えてたからといって、残り2枚を持って無いと決め付けてはいけなかった。
それはさておき、過去称号キャラバンである。
これは非常にありがたい企画で、当時獲得叶わなかったマットにまた挑戦できる事が嬉しかった。
順調に敗退を重ね、心も折れようかという時に某悪魔将軍から誘いがあった。「静岡の闘将キャラバン行かない?」と。
現地に着いた後早速悪魔将軍とフリー対戦をし、惨敗を喫する。
例によってデッキ変更も考えたが、進撃行全盛期の覚醒呉である、弱い訳が無い。
本番でも当たったら、その時はその時と覚悟完了し、臨んだ。
結果的に決勝でマッチングする事となった訳だが、感慨もひとしおだった。
向こうはどうか知らないが、俺にとって水無月君主とは「勝負の場で勝利したい君主」のトップクラスの存在だった。
長くなるので割愛。


・鎮西将軍  2016覇業名古屋エリア

これは過去日記を見ればわかって頂けるかなと。
最後とはいえ、よく遠征したものだと思う。
最後のエリア予選は、どの会場も本当に厳しい戦いばかりだった。





と、思い出すだけでも当時の興奮と感動がよみがえる。

入賞賞品としてプレイマットを設定した三国志大戦TCGスタッフに、心からの感謝を。

目に見えて、実用性があって、欲しい!と思わせるもの。
本当に、良いシステムだったと思います。

ピリオド

覇業予選ラウンド4戦目、相手は台湾代表の方。


こちらじゃんけん勝ちから後攻選択。
2ターン目のカク配備で軍師魏である事を確認。
こちらが何とか並べながら城を取りに行こうとした所、序盤に臥薪嘗胆使って防ぐ構え。
正直これはありがたく、結果5ターン目の相手の伏兵司馬懿にこちら曹丕+哀妃で一方取ることに成功。
返しのターンで城壁2の盤面0にし、配備止めてエンド→相手投了となった。

言葉こそ通じなかったものの、非常に紳士的な方だったので、プレイも滞りなく進められた。
こちらも襟を正し、通じないかもしれないけど、心からありがとうございましたと伝えた。

全く関係無いけど、海外PRの司馬懿がとても格好良かったので、安く揃えられるなら揃えたいなあと思った。

ともあれ3勝1敗、まだ可能性は残されている。




そして5戦目、魔王。
マジかよ。

魔王とも公式戦では初のマッチングとなる。
この日はナリカワさんが魔王の快速特急に轢かれており、仇を討つつもりだった。

現実は非常である。

大丈夫だろうと思ってたら、相手が先手から二喬展開してきて真顔になった。

その後は色々誤魔化しつつ、決め手に欠けた為攻めあぐねていた所、大都督の導きにより落城となった。

城壁から出る事を警戒するあまり、手札がある程度整うまで攻めを怠った自分のぬるさが敗因だった。
せめて予備の曹操を引いてから、と数ターン甘えたのが完全に失着で、だからこそもっと強気に城壁にアプローチしなければならなかった。

3勝2敗となり、決勝進出はほぼ確実に無理となった。

しかし、次に勝てば可能性はわずかでもあるかもしれない。
奇しくも去年と同じく、3-2で最終戦を迎える事となった。




最終戦、西のフリー素材(眼鏡かけてる方)。

彼とは、福岡のチーム戦で対戦した事があった。
自分のプレミもあったが、単純に力負けだった。
チームメンバーが会場最強だったためチームは勝利したが、いつか再戦したいなとは考えていた。


そんな相手と最終戦で当たれて良かった。


DR関羽を軸とした、いわゆる待機号令のデッキ。
無理攻めを避け、厳しいながらも何とか食らいついていたが、龐統によって曹操がロックされてしまい、一気に苦しくなった。

伏兵劉備を握っているのがわかっている状況で、城壁差1枚負けの状態で時間切れとなった。
計略を握っているのも、ほぼ確実。

相手の盤面には、覚醒済趙雲(疲弊)・DR関羽・SR関銀屏・SR龐統。城壁は3枚。

こちら盤面は、発石曹操(龐統効果中、疲弊)・曹丕。城壁2枚。

手札は詳しくは覚えていないが、曹植曹仁だったと思う。

この時点で負けは確定だったのだが、最終戦なので最後まで足掻こうと思った。
みっともなくても、やり切ろうと思った。
もしかしたら、相手がミスるかもしれない。
絶対に無理となるまでは続けようと思った。

曹植を配備し、曹丕攻撃宣言時にバウンス。
見た目城差を無くすため、恐らく誰もが攻城ダメージを選択するだろう。
事実俺も、「曹丕攻撃宣言時に、曹植をバウンスして攻じょ…」まで言った。

だが、本当にわからないのだが、何かが攻城ダメージはダメと伝えてきた。
それに従って、「曹植をバウンスして攻じょ…失礼、関銀屏バウンスで」と宣言した。

当然キャッチされ、こちらは戦闘計略も連撃のタネも無かったので、そのまま撤退。
覚醒趙雲を止める手段が無く、どうあっても攻城ダメージ1点は免れない。
こちらには、もう相手城壁にアプローチする手段が無かった。完敗だった。
そして、曹植を再配備して投了した。


試合終了後、めくろうとしてやめたあの城壁が何なのか気になり、めくって貰おうとした所でムネリンが「俺これ知ってるよ、連環の戦計」と言ってめくり、宣言通り連環の戦計が出た時には、結果には全く影響が無かったとは言え、曹丕効果でめくらなくて本当に良かったと思った。
俺の野生の勘もあながち捨てたもんじゃないのかもしれないと思ったが、そんな意味無い場面で危機察知してどうするんだよとすぐにやるせない気持ちになった。



こうして、俺の覇業予選は昨年同様3勝3敗で終了となった。
最終順位も丁度半分で、実力からすれば大健闘という所だった。

やり切ったとは思うし、そういった意味では満足もしているのだけど、負けた対戦に悔しさや後悔は沢山あるので、消化しきれていないのかもしれない。 


たられば言っても仕方ないし、とは思うものの、諦めきれない気持ちも残った。
自分で思っていた以上には、負けず嫌いだったのかもしれない。




終了後、にぷるんと散々フリー対戦をした。
合計7戦し、4勝3敗で終了となった。
デッキパワーによる所が殆どではあったけど、かねてより勝ちたいと思っていた相手に勝ち越して終えられたのは嬉しかった。

その後、ハリーともフリーを1戦だけやった。
ハリーとは因縁があり、最初の対戦は1年目の東京エリア予選だった。
その時は運の差で勝ったが、結局その年はエリアを突破出来ず、長らくノーマット時代を過ごす事となった。

直接対決でハリーを下しながら、唯一マットを獲得出来なかったプレイヤーが当時の俺だった。

それからは、宴会場で会った時にフリーをし、負けたり負けたり勝ったりしてきた。

問題の3年目の名古屋エリア初戦、そこでハリーと再び見えた。
マッチングを確認した時のハリーのガッツポーズは今でも忘れられない。

結果は、魏五将下効果をエクストラターンに決めての落城勝ち。最高だった。

その後は達人の集いを冷やかしに行った時、会場でハリーとフリー対戦してフルボッコになり、急遽翌日の宴のデッキを変更した事が思い出される。
俺が豪将獲得出来たのは、前日ボコッてくれたハリーのおかげも少しだけあったと思う。

最後のフリーは、曹操裏置きしてから曹純効果で山札見たら曹操無くて、真顔になったけど勝てた。最高だった。



閉場となり、1階ロビーで移動までの時間潰しをしつつ、終了と別れを惜しんだ。


漫画・小説・映画などにはすぐやられるくせに、現実に対しては滅法ガードの堅い俺の涙腺だったけど、たっちゃんと話した時だけは危なかった。
決壊寸前までいった。ちょっとちびった。

この辺りも長くなるため、後日別項目で改めて書こうかとも思う。




会場を後にし、普段横浜・川崎界隈で遊んでいるグループで飲みに行った。
21人参加で、早退と途中参加がいたため、会場は常時20人の状態だった。


悪い人間が相変わらず悪い事をして、紅が心に傷を負ったが、特に問題は無かった。

宴は終わった。



各プレイヤーとのあれやこれやも書こうと思ったけど、予想以上に長文になったので、改めて。

続く(多分)。

ファイナル

5月7日の覇業FINALをもって、三国志大戦TCGは一時休止となった。

悲しいけど、再開はかなり難しいと思う。
それでも、終了ではなく休止としてくれた気持ちが今となっては暖かく感じられるから、人間(というか自分)って勝手だよなあと思ったり。


さて、自分は何とか3年連続のエリア突破を果たし、最後の舞台に立つ事が出来た。
この事は本当に嬉しく、続けてきて良かったと思った。



覇業FINAL当日、正直今日で終了という実感はまるでなかった。
会場にはいつもの顔触れがいて、いつも通りに軽口叩いてじゃれあっていた。



そうこうしている内に、初戦の組み合わせが発表された。

相手は漢中王。
マジかよ、素直にそう思った。
よくよく考えれば、皆あの厳しいエリア予選を抜けてきているのだ。
手強い相手しかいないのだ。

公式戦では初めてのマッチ、だが俺は厚木の漢中王を何度も下している。
三国志大戦TCG界隈一面倒な蜀使いも何度も下している。やれるはずだ。

結果、貰い後手からの鬼ブンで、6ターン目にして相手の城壁は0になった。
前のターンに曹純配備し、その時のドローで召喚騎兵引いていたにも関わらず、その召喚騎兵を配備せずに曹純のメイン効果を使い、ミスに気付いた時はもう遅かった。この時召喚騎兵をちゃんと配備してから曹純メイン効果を使用していたら、6ターン目に落城だった。

また、6ターン目に攻撃する順を、女性武将からにしなかったのはぬる過ぎた。
まず召喚騎兵から攻城した後その事に気付き、次は女性武将で攻城したところ、勇将の徳がめくれ、自陣の卞皇后が疲弊となった。
これも、最初からケアしていれば、6ターン目に落城の流れだった。
(自陣に女性武将は2人だった)

敵陣孫尚香の迎撃は、蒋幹合わせて相打ちにして、城と武将を削りに削った。

そして城壁0枚だったので、意気揚々と李通を配備した。
…自陣配備時止められていたにも関わらず、だ。

かつてないプレミに、瞬間頭の中が真っ白になった。
兎にも角にも盤面は勝っているから、次のターンで落城だろう。そう思っていた。

劉禅配備、効果使用で国力の徐庶配備。
無双連撃します。


俺の盤面は空になった。

それでもこちらは城壁5枚残っていたし、曹操さえ引ければまだいける。
が、引けない。
相手盤面に小粒武将が並ぶが、曹仁于禁などで一方をとり、そろそろ勝てると思ったところで元戎兵徐庶連撃でまたもダスキン成功。

極め付けは、攻城兵黄月英配備、姜維いる状態で蜀漢号令で兵隊回収→月英に奇襲付与→募兵で4コス以上での迎撃不可→攻城からの置き計略累積3枚使用で月英無双連撃攻城、で俺の城壁がマッハ。

その後、7コス惇や伏兵曹仁を絡めて盤面を空にするが、こちらも展開出来なかった為、姜維か奇襲を引かれたら負けというわかりやすい盤面になる。

運命のドロー、相手はどちらも引けなかった。
即裏置きからのドロー、そして糜夫人配備で効果起動。
気が気じゃなかった、しかし、引かれてはいなかった。

この2人を配備してターンエンド。


俺のトップドローは曹丕だった。
曹丕孫尚香バウンス、惇で諸葛亮バウンスして勝利。

2つの甘えたプレミに加え、奥義を忘れるという愚の骨頂。
だからこそ、拾った命を大事にしよう。
切り替えて2戦目へ。



2戦目、覚醒暴君。
マジかよ。

チーム戦での対戦が一度あったと思うけど、その時は象に綺麗にしてやられた。
もしかしたら何処かの宴でもう一度くらい負けていたかもしれないが、いずれにせよ流れるような敗戦であり、苦手意識以前の問題だった。

卓についたところで相手がメモ用紙を見ている。
参加者の情報メモだった。

ダイスに負けて、貰い先手。
明らかにこちらのデッキを理解している。
曹仁表から曹植配備。
相手はお触れ使用。
卞皇后配備で曹植攻城、追加配備は出来ず。
その後、アカイナンに卞皇后が飛ばされ、伏兵に計略を合わされ、孟獲配備の最短だけは止めたものの、次ターン配備で鴻姫も落ちる。
その次のターン、孟獲攻撃時にまた鴻姫落ちる。

無論それだけじゃないし、それ以前の話でもあるけど、何も出来ずに終了。

公認大会等で戦う機会も無かったので、一度は勝ちたかったが差の大きさを実感した。


これで1勝1敗となり、後がなくなる。



3戦目、義勇兵群雄の方。

貰い後手でマリガン成功し、初戦同様のブンルート。
最短曹丕着地もあって、6ターン目に落城勝利。

がねさんとの対戦を思い出した。
矢向でがねさんの義勇兵と対戦した時も、曹丕で勝利したものだった。
というか、タイプによらずがねさん相手は(群雄なので)いつも曹丕でクソムーブしてた気がする。



予想外に長くなったので、後半に続く。

大阪・広島・名古屋エリア

仙台で通過したけど車出してくれた某悪魔将軍と、エリア免除だけど遠征希望の某塾長他、エリア抜けたい勢4人の計6人で大阪入り。


前日夜出発からの前乗りスパ銭仮眠のち朝コメダで、立派に仕上がる。なお、寝不足の模様。

大阪では、もう内容も思い出せないレベルの1勝2敗。
デッキは仙台から引き続き、ナリ魏(曹姓伏兵ナリカワremixに1枚だけ計略足してご機嫌窺いver.)。
流石にナリカワさんの全勝レシピは皆チェックしてるし、ある程度対策されるのは当然だとしても、それにしても何だこの負けっぷりはという展開。


4名がことごとく全滅し、急遽「いっそ広島行かない?」組が結成される。


悪魔将軍達に詫びを入れ、新大阪から新幹線で広島へ。
道中ホテルも確保し、勢いって怖いなと震える。
泊まったホテルは実に良いところで、リラックスしつつ翌日の為の調整も捗った。

ナリ魏の強さは感じながらも、2回連続1-2で心が折れかけた為、急遽覚醒魏へデッキを変える。


シャワー浴びた時に鼻血が出たり、朝食のバイキングが美味しかったりと、旅の思い出を増やしながら広島エリア予選開始。

当初はデッキ変更が奏功し、2連勝。
しかしその後、デッキ相性的に引きたくなかった漢を引いてしまい、粘ったものの負け。
この漢への苦手意識、どうにかならないものか。

そして4戦目、爆発。
受け方など、今から思えば随分と雑で、負けるべくして負けた感じなのだけど、当日は頭が茹ってた事もあり、1つ2つのプレミが無ければ勝てたんじゃないかと気が気じゃ無かった。

悲しい事に、広島に乗り込んだ4名は全滅だった。


広島での敗戦で、迷走が深刻になる。

いっそ、これまでの通過レシピ全部組もうかとすら考えたが、ピーキーな専用機もあるし、何より使わないかもしれないデッキのカード探す時間的余裕は無い。
そうこうする内に時間だけが過ぎ、出発前日の木曜日になる。
ここで、某2012さんから怪電波を受信したので即座に組んで公認に持って行った所、気持ち良いくらいの惨敗。
嘘、気持ち良い訳が無かった。

公認後、食事時にナリカワさんと話した事でデッキが固まる。


翌金曜日、名古屋前乗りのため出発。
顔触れは変わったものの、また6名での遠征で道中は楽しかった。

夕食を済ませて名古屋遠征時御用達の湯ーとぴあへ布陣。
最終調整した後は余裕をもって就寝。


この後やぎバスの面々も訪れており、まさか夜中にドッキリが待ってるとは思わなかった。


朝風呂を済ませ、いつもここではとってなかった朝食も済ませ、会場へ。
車を停めた後、会場への移動中に「デッキケース間違えた」とか言って車に戻った某張郃は、本当に如何なものかと思う。


初戦×
またか。
ただ、今回は時間に対する自分の甘さが主な敗因であったので、猛省すると共にプレイングそのものは悪くはないと手応えを感じる。

その後は、2戦目に人間相性的に一番キツいマッチになるものの、我慢して勝ち。
3戦目は会場屈指の相手に、トップ鬼ヅモを連発し辛勝。
4、5戦目は恐ろしいまでの後手ブンで圧勝。

そして最後の6戦目、残っていた人達の中でもとりわけ当たりたくなかった相手を引く。
直接対決が2回あり、どちらも負けていたので苦手意識がある相手という。

ジャンケンで負けて後攻。
3枚マリガンし、初手で国力引ければかなり強い手札になる。
そして、最初のドローが国力だったため、しばらくは優勢に。
しかしながら、中盤を支えるカードが引けない。
ジリ貧を嫌い、果敢に攻めたのが奏功し、相手が安定を選択。
その間に状況を整え、勝負手通してそのまま勝ち。

感無量。



ブログは勝った時に書くもの、と偉い人が言っていたので書いた次第。

本当は、エリア失敗中の一番どん底の時も書こうと思っていたのだけど、気がついたら時間だけが過ぎていた。

ともあれ、最後の全国に出られるのがとても嬉しいので、当日は悔いの無いように調整しておきたいと思います。




もしかして、塾長見てる?

福岡・仙台エリア

三国志大戦TCGの休止が発表され、いよいよ最後の全国大会のエリア予選が始まった。

開催順に、福岡・札幌・仙台・大阪・広島・名古屋・東京・東京ファイナルの8回で、昨年の様に1人3回までの挑戦上限は無く、金銭と金銭と日程と金銭と精神状況と金銭次第では全てに挑戦する事も可能となった。


今年が最後という事もあり、行けるものにはなるべく全て行こうと思った。



まずは福岡エリア。

調整と体調管理を鑑み、前日移動→カプホで宿泊のコースを採用。
ちょんぺ会の面々と移動し、福岡に着いた所で野生の大将軍2名と遭遇し、夕食。
美味しかった。

翌、エリア予選当日。
デッキはユウ君リスペクトの軍師魏ウィニーを使用。

初戦×
左慈デッキと当たる。
幸い、カイト君主の使う左慈との対戦経験もあったため、何とかなるかと思っていたら、張春華さんに一度も巡り会えず無事爆発。

その後3連勝したものの、5戦目にだめっト君主に当たり、終始劣勢の中粘っていたもののピン積みカードを最良タイミングで引かれ、最後の司馬懿さんと共に終戦。


福岡エリア予選では、我々は何の戦果も残せませんでした!



切り替えて仙台。
流石に札幌は厳しいのでスルー。

仙台は車2台での殴り込み。
福岡同様前乗りしたけど、泊まったホテルがなかなか良い所でござった。
遠征前にナリカワさんからレシピを頂き、見ただけでシビれる。
そして前日調整で強さを改めて感じ、抜けた気分に浸る。


初戦×
埼玉の雄・コラボニキの圧倒的先手ブンに、死期を伸ばすのが精一杯という体たらくで爆発。

次はやりたいことやって勝ったのだけど、3戦目でサクッと負けて終了。
デッキはめちゃくちゃ強かったので、ショックも大きかった。

仙台エリア予選は、同行者の水無月・ナリカワ(敬称略)他、お世話になった埼玉勢も多数突破しており、自分が不甲斐なかった事以外は非常に良い結果だった。
特にナリカワさんは全勝突破しており、自分で組んだのも当然あるとは思うけど、格の違いを感じた。


敗残者達は牛タン食べて、美味しいねと幸せを噛み締めていた。



この時点では、まだ半分残ってるし、デッキ自体の強さは疑う余地も無かったので、根拠の無い余裕があった。



続く。

所感

気が付けば二ヶ月半放置してるけど、飽きたというよりは特筆すべき事が無かっ…たわけでも無いから、やはり飽きたのですかね。


さて、三国志大戦TCGが、来月発売の16弾をもって終了との事。

元々TCGをやっておらず、最初は周りがやっていたからと軽い気持ちで始めたけれど、ゲームとして面白かった事と、何より良い仲間に恵まれたおかげで、自分でも驚く程ハマってしまった。

始めた当初は、最寄りのショップ公認に週1で参加していただけで、イベントにも遠征して行く程のモチベは無かった。

いつからか、遠征が楽しみになっていた。
皆とわいわいやりながらの道中は本当に面白く笑いが絶えなかったし、遠征先で普段会えないプレイヤーと話したり対戦したりするのもとても楽しかった。

初めてプレイマットを獲得した時の感動は忘れられない。
いや、初めての時に限らず、プレイマットを獲得出来た時は、どれも全て忘れられない思い出と感動があった。


どんなものでも、始まりがあれば終わりがあるのは当然で、三国志大戦TCGが終わってしまう事に関しては悲しいけれど納得もしているし、この数年間本当にありがとうございましたと感謝の気持ちで一杯で、それは続けられるなら続けて欲しいけど、こればかりは運営側が判断する事だからと、折り合いはつけられた。



ただ、非常に残念に感じた点が幾つかあった。

発表のタイミングが一つで、全国大会の店舗予選の最中、それも新弾発売まで一ヶ月を切っている状況で、である。
そうかと思えば、当初4月7日と予定されていた発売日が、知らぬ間に4月27日に修正されており、その事に対して一言も無いのは正直如何なものかと思った。

日程未定ながらもロードマップを公開し、2016年も宜しくお願いしますと言っていただけに、終了までの残された時間の短さが気になった。


戦国大戦TCGが始まった事は当然無関係では無く、落ち目の三大からスタッフ引き上げて戦国に回したんだろうなと感じられ、それだけでも一抹の寂しさを感じるけれど、今回の発表や対応を見るに戦国自体にもさして力を入れるつもりは無いのだなと取れてしまい、要するにセガはもうTCGから手を引く算段なんだなと思い、考える事をやめた。

これらはこれらで、残念ではあるが、ある種仕方ない事なのかもしれないと理解は出来た。


これとは別に、元プロデューサーの北岡さんのツイートが、個人的にはとてもモヤモヤするものだった。

個人アカウントである以上、基本的には何とツイートしようと自己責任であり、内容に関しても自由であるべきだとは思うけど、戦国のプロデューサーが退職した時のツイートは、ともすれば誤解されても仕方ない内容だったし、後日削除しなければならないようなものなら、最初から言わなければ良いのにと感じられた。

また、今回の終了に関しても、当然思う所はあるだろうけれど、結局何も言わない(言えないのも勿論あるけど)のに、思わせぶりなツイートをするのは如何なものかと思った。


ここまで楽しませて貰った事はとても感謝しているし、熱意や三国志大戦TCGへの思い、ユーザーへの配慮なども感じられてはいたけれど、ツイッターに関してだけは、向いてないから控えた方が良いのにとずっと思っていた。


ならば自分はどうなのか、というのはもっともで、クソツイやクソリプ量産しても良い事無いよねとツイート数は激減した。


悪い癖で、思い立って雑文垂れ流す事あるんだけど、大抵書いてる途中で満足して(飽きて)結局書ききらなかったりして。
今回がまさにそれで、書き始めは思いの丈をぶつけていたのだけど、最初のテンションで書き切れなかった時点で大分ヤバかったよね。



締まらないけど、要するに沢山のありがとうって気持ちと少しのもやもやを伝えたかったみたい。

終わり。